BAMBOO PROJECT

地域課題の一つである竹害は全国的に広がり、対策が求められています。

PROJECTは竹害に対して音楽と教育で取り組むものです。

 

【活動概要】

地元の子供達と一緒に地域の竹害と呼ばれる竹を切り、加工して楽器を作り演奏練習をして発表会を行います。全ての工程はSNS等で公開し、子供達がいつどこからでも閲覧できるように配信します。

 

【活動内容】

①放置竹林の竹を伐採しながらそのエリアを整備する竹林整備(環境や景観の保全)

②伐採された竹を加工し、楽器作り(ものづくりの楽しさ)

③その楽器を練習して発表(演奏する楽しさ)

 

一連の活動を通して子供達に、自然に触れ地域の環境を大切にする心を育み、また地域課題と言われる問題に新しい価値をつけて昇華させ、有効活用ができることを伝えます。

 

環境保全のマインドを持ちながら学校の先生・PTA・地域の方々が協力しあい、子供の体験を支えます。

学校とコラボレーション

2023年12月から2024年2月にかけて、BAMBOO MUSIC MIYAZAKIと題し、宮崎県都農町の都農東小学校および日向市東郷学園の生徒達と行いました。

ダウンロード
都農東小学校での活動の記録
都農東小学校のBlogより
BAMBOO MUSIC MIYAZAKI 宮崎県都農東小学校.pdf
PDFファイル 4.6 MB

イベントとコラボレーション

2024年10月に宮崎県日向市東郷町で行われたオーガニックマーケット東郷にて子供も大人も楽しめる竹のジャングルジムを製作/展示しました。竹の一部は楽器になりました。解体後は竹炭になりました。


″放置竹林の竹→子供達が遊べる遊具→竹炭″

 

弊社ではこの好循環の竹炭を販売しています。


竹への取り組み=カーボンニュートラル

竹害対策に取り組むことは、カーボンニュートラルと密接に関係しています。

 

1. 竹の成長と二酸化炭素の吸収

 

竹は非常に成長が早く、短期間で多くの二酸化炭素(CO₂)を吸収する能力があります。しかし、放置された竹林は以下のような問題を引き起こします:

過密状態での成長停滞: 成長が止まると、CO₂の吸収能力が低下します。

枯死した竹の分解: 分解過程でCO₂やメタン

が放出される可能性があり、温室効果ガス排出に繋がります。

 

適切な竹害対策を行い、竹林を管理することで、竹の炭素吸収能力を最大限に活かすことができます。

 

2. 竹材の活用による炭素固定

 

伐採された竹を資源として活用すれば、炭素を固定化することができます。たとえば:

建材や家具への利用: 使用中は炭素が固定化され、大気中に戻りません。

竹炭やバイオ炭の生産: 土壌改良材や炭の形で炭素を長期的に固定できます。

これにより、竹が放置された場合に排出されるCO₂を削減できます。

 

3. エネルギー資源としての利用

 

伐採した竹をバイオマスエネルギーの原料として利用すれば、化石燃料の使用を削減できます。これにより、二酸化炭素の排出量を相対的に減少させ、カーボンニュートラルに貢献します。

 

4. 環境改善と持続可能性

 

竹害対策を通じて、以下のような副次的効果も期待できます:

 

• 他の植生や生態系を回復させることで、森林全体の炭素吸収能力を向上。

• 土壌侵食や洪水リスクの軽減を図り、環境負荷を減少。

 

 

 

竹害対策は、カーボンニュートラルに向けた取り組みと密接に関連しています。適切な管理を行うことで、竹林の炭素吸収能力を最大化し、竹資源を活用することで炭素固定やエネルギー転換を促進することが可能です。また、地域の環境改善や経済的な付加価値も見込めるため、持続可能な社会の構築にも寄与します。

 

 


RE>>>PROJECT

街に落ちているプラスチックなどのゴミを集めてアート作品として組み上げ、それを楽器として演奏するパフォーマンスです。

 

環境問題への意識喚起

• 視覚的なインパクト: 普段何気なく捨てられているゴミが、美しい、あるいは衝撃的な芸術作品に生まれ変わることで、人々の目に留まり、ごみの問題に対する意識を高めます。

• 問題提起: ゴミの山としての作品は、私たちの消費社会が抱える問題を象徴的に表現し、人々に深く考えさせるきっかけを与えます。

• 行動変容の促し: ゴミを音楽という形で表現することで、人々に「ゴミを減らしたい」「リサイクルをしたい」といった行動変容を促す可能性があります。

芸術表現の新たな可能性

• 素材の再解釈: 従来の芸術では使用されることのなかったゴミを素材として用いることで、芸術表現の新たな可能性を切り開きます。

• 音の創造性: 廃材を楽器にすることで、従来の楽器では表現できないような独特の音色を作り出すことができ、音楽の新たな表現方法を提示します。

• 参加型の芸術: 観客が自由に楽器に触れて演奏に参加できるような作品であれば、芸術と観客との間の距離を縮め、よりインタラクティブな芸術体験を提供できます。

社会的なメッセージ

• 消費社会への批判: 大量生産・大量消費の社会で生み出されるゴミの問題を批判し、持続可能な社会への転換を訴えます。

• コミュニティの形成: ゴミ拾いや作品制作を通して、地域住民が一体となり、新たなコミュニティを形成するきっかけになります。

• 多様性の肯定: 様々な種類のゴミを組み合わせることで、多様性や個性の尊重を表現することができます。

その他

• リサイクルの促進: ゴミを再利用することで、リサイクルの重要性を訴え、循環型社会の実現に貢献します。

• 教育的な側面: 学校などでこのパフォーマンスを行うことで、子供たちに環境問題や芸術の楽しさを教えることができます。

Brussels,Belgium 2018

Lausanne,Switzerland 2019